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2014-10-24

パリ

初めてパリに来たのは今から30年前になる。
当時は直行便が無く、アラスカのアンカレッジ経由だった。
30年経ってもパリの建物や街並みは変わらないが、
料理やお菓子は軽くなって洗練され、こちらで活躍する日本人も増えた。

最近の日本のフランス料理やフランス菓子の進歩は著しく
ワインや食材もほぼ手に入るようになったし、
日本の雑誌やインターネットからも手に取るように情報が入ってくる。
さらには日本人の方が繊細で技術も高いという声も聞こえてくる。

しかし実際こちらに来て街を歩いたり、肉屋やチーズ屋に行ったり、
何気ない昔からある店で食事をしていると、
日本で見る表面的な情報にはない「何か」を感じる。
今流行りのお菓子屋やレストランに行く事も大事だが、
日本に居て感じる事のできない「何か」を体感するために、
そして昔の自分を思い出すためにパリに来るのかもしれない。

中谷哲哉


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