カカオ豆をローストして皮を剝いてすり潰します。
最初はザラザラした感じですが、
カカオの油脂分で少しずつ滑らかになってきて、
部屋中がカカオの匂いに包まれます。
さらに練り続けると、
粒子の細かいサラサラの状態になり、
味も香りも洗練されてきます。
こうして出来上がるのがカカオマス、
100%カカオです。
豆の産地によって風味も味も様々で、
ローストの加減によっても変化します。
どれが一番ではなく、
それぞれの特徴が個性になり、
どんなお菓子に合うのかも違ってきます。
まだまだ始めたばかりで試行錯誤の最中ですが、
今は色々な産地の豆を比べながら試しています。
シングルモルトやシガーに夢中になった時と同じ感覚で、
そこにカカオ豆から作り上げる楽しみも加わります。
何か形になれば、ご紹介したいと思います。
中谷哲哉
