ベトナムカカオ農園ツアー

11月の初旬にベトナムのカカオ農園を訪問しました。
関空からベトナムまでは約5時間のフライト、
時差も2時間で、ほとんどストレスはありません。

最初の訪問先はホーチミンから海側へ約50km、
バリアブンタウ地方の農園です。
ここの豆はなかたに亭でも現在使っています。
バリアブンタウのカカオで作ったチョコレートケーキを持参し、
みんなで試食をしながら和やかな雰囲気で説明が始まりました。
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この地方のカカオの収穫は11月~5月、
乾季が始まる時期からです。
年2回、花をつけてから4ヶ月で収穫され、
すぐに手作業で中身を取り出します。

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その後発酵という非常に大事な工程に移ります。
上の箱で2日、下の箱で3日発酵させます。

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発酵が終わった豆は約6日間天日で乾燥させます。
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2ヶ所目の訪問先は南部のメコンデルタ、ベンチェのカカオ農園です。
南部なので乾季の始まりが少し遅く、
乾季といえども乾燥は気の使う大変な作業だと思いました。
バリアブンタウよりもさらに凝縮したフルーツ感が特徴だそうです。

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今回の旅はプライベートでも親しくしていただいている
情熱のある仲間6人だったので、
非常に有意義で内容の濃いツアーになりました。
ベトナムはまだまだ歴史も浅く規模の小さい農園が多いですが、
特徴のあるカカオが生産されていました。

カカオの栽培という大変な作業も目の当たりにし、
この地のカカオの魅力を伝えていきたいと、心から思えた旅でした。
現地でお世話になった遠藤さんはじめスタッフの方々、
丁寧に説明していただいたタインさん、
5日間お付き合いいただいた山岸さん、田中さん、辻井さん、多田さん、大畑さん
本当にありがとうございました。

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毎日ローカルが集う路地裏からお洒落な一軒家のレストランまで
絶品ベトナム料理を楽しんだ思い出や、
サイゴン川の風景、バイクの波のパワーに驚いた記憶とともに
これからもベトナムのカカオに接していきたいと思います。

中谷哲哉